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孤軍奮闘記!
12月19日(火)雨のち曇り
最高気温 7℃
水温 15.8℃
透視度 1m
ポイント カームタイム
こんにちは、さおです。
今日は私の孤軍奮闘記です。
写真はほぼ無いのですが、よかったら私の喋りをイメージして読んでみてください^^
◆
は~あ。糸島最近めっちゃシケとるなあ。
昨日もシケ、おとといもシケ。
でも今日はうねっとるけど風は無いんよね…
これは久々にダイビングチャンスかも!
…でもな~、ゲストの予約も入ってないし、行こうかどうか迷うな~
ガイドがこんなこと言っちゃ怒られるかもやけど、冬のダイビングってやっぱちょっと億劫なんよね~
寒いし、ウエイト重いし、なんか今日雨降っとるし…
みんなが腰重くなる気持ち分かるわ~
いや、潜ったら楽しいのは分かっとるとよ!
「ああ、来てよかったな、楽しいな~」って毎回思うのは分かっとるっちゃけど、潜るまでが…
しかも一人やと余計。。ね~
あ~誰かおってくれたら気持ち盛り上がるのにな~
今日はゲストおらんしもうやめとこうかな~
けっこううねっとるし行かんでよくないかな~
でも今日逃したら多分またしばらく潜れんよね…
最後に糸島潜ったのは2週間前やし、今の糸島の様子をブログにあげたらきっとみんな喜んでくれるよね…
それに久しぶりに自分で写真も撮りたい。
…よし。とりあえずカメラのセッティングをしてみよう。
◆
えーっと、まずカメラにバッテリー入れて、ハウジングもリークセンサーのスイッチ入れて、
うわっ赤青点滅しとる。もうすぐ電池切れるやん、ボタン電池買って来なきゃ~
で、カメラ入れたらハウジングをしっかりしめて、よし、シュポシュポして中の空気抜いて、緑色。準備オッケー!
次はストロボに電池入れて~、
お、なんか楽しくなってきたぞ?
このカメラで生物撮りたい欲が高まってきたぞ!!
そっか、やる気だすにはまず小さな行動をするのが大事っていうもんね。
やる気があるから行動するんじゃなくて、行動するからやる気が出る、的な。
脳科学的な。
「冬のダイビングはちょっと~」って言ってる人たちに今度教えてあげよう。えっへん。
よし、この勢いで『魚たちの繁殖ウォッチング』を見て、今の時期に狙える生態シーンを確認しておこう。
ふむふむ、メバルの求愛の他、カサゴやアナハゼ、サビハゼもいけるかも…
いいねー!アナハゼがホヤのぞいてるとこ見てみたいなー!
俄然やる気がわいてきた!
よっしゃ行くぜ!
オレはやるぜオレはやるぜ!!
インナーも着て器材のセッティングもOK!
小雨が降ってきたけどそんなの関係ねえ!
行ってきます!!
◆
よし、ポイントについたぜ。
えいっ!ガラララララ…
(アンカーを入れる)
うおお。なかなかの濁りだ。これはすごい。
そうか、最近ずっとシケとったけん今日は風が穏やかということだけに浮かれとったけど、透視度のこと考えるのすっかり忘れとったな。反省。
まあでも濁っててもマクロ撮影やしどうにかなるやろ。
ブイの周りから動かんくても全然いいし。
どうにも無理やったら上がってくればいいし。
一人やけん途中で終わっても誰に迷惑かけるでもないし。
OK!
いざ!行ってみよう!!
ドボーン!
◆
さて、まずは予備のロープを結びに行かないと。
(ロープ沿いにゆっくり潜降していく)
まあ濁ってはおるけど自分の手ははっきり見えるし大丈夫かな。なんかかすんどるけど…
おお、水深が深くなるにつれてだんだん暗くなってきたな。
うわ、ここから急にめっちゃ暗い!ここ何m?
(ダイコンを見る)
6mか…水底まであと2~3mか…
いやでもなんかめっちゃ暗い!
え、水底見えないけど?
(目の前にいきなり岩が現れる)
うわ!びっくりした!もう水底やったったい…
アンカーは岩場に落ちたっちゃな。
砂地に動かしたいけど、とりあえずそれは後にして、まずは予備ロープを結びに行こう。
今岩場の中やけん、場所を確認するためにまず東へ移動して砂地に出よう。
それにしても暗いな…
泳いどったら前にぶつかりそうで怖いけど、手にロープとカメラ持っとるけんなんか不自由なんよね…
今日ライトも忘れたけんストロボのターゲットライトしかないんよな…暗い…私のばか…
◆
(しばらく泳ぐ)
なかなか砂地に着かないな…
まあゆっくり泳いどるしね。一応もっかいコンパス見るか。
(コンパスを見る)
あれっ?真南にいっとる!そりゃ砂地に着かんわけやわ~
よし、方向転換。今度こそ東へ…
いや~、しかしほんとに視界がなくてここがどこか全く分からん。
暗くて濁っとるけん水底も見えんし…
(しばらく泳ぐ)
なかなか砂地に着かないな…(2回目)
ちょっと着底してみよう。
(砂地へ着底する)
あれっここもう砂地やん!いつの間に!
よし、ちょっと来すぎてしまったけん岩場との境目まで戻ろう。次は西だ。
(ゆっくり泳ぎだす)
てかここどこだか全っ然分からないな~
これで仮にロープ結べたとしてもアンカーの位置絶対分からなくない?
てかこの視界でロープ結ぶ場所見つけるの絶対不可能じゃない?
(5秒考える)
よし、やっぱり今日はやめよう。
こんな予備のロープも結べんような状況じゃさすがに無理やわ!
せっかく来たのに残念やけど、まあしょうがないよね。
今日一人でよかった。
◆
ダイビングは中止やけど、でもせっかく潜ったしなんか一枚でも写真撮りたい…
このへん砂地やし何もおらんけど、落ちてる貝殻でもいいけんとりあえず撮影するか!
(カメラを構える)
(うねりに体を揺さぶられる)
っずあ!こりゃ無理だ!
視界もないし泳いどったらあんま分からんかったけど、めっちゃうねっとるやん!
砂とか貝殻とかピント合わんな、こりゃ。諦めよう。
残念だけど浮上するか…
(目の前にいきなり岩が現れる)
ん!?急に岩場に着いた!そしてウミシダがいる!
よ~し、君たちを撮らせてもらおう!
パシャ!パシャ!
よし、オッケー!
写真を撮れた、それだけで今日はオッケー!
ありがとう!
◆
うん、じゃあこれでダイビングは終わり。船に戻ろう。
戻るけど、アンカーは岩場から砂地に動かしとかな岩にひっかかってあげられんくなるな…
とりあえず水中やとどこにアンカーがあるか全く分からんけん、一回浮上しよう。
ゆっくりゆっくり…
あ、だんだん明るくなってきた!
うおー!水面明るい!嬉しい!
プハー!
ふう…無事に船まで戻ってきたぜ。
まずはカメラが邪魔になるけん先に船に上げよう。
よいしょっ…!うう、めちゃくちゃ重い。
しかも今日はソロダイビングでリタンダント(予備のタンク)つけとるけんそれもめっちゃ重い。
がんばれ!なんとか船に上げるんだ!うおりゃー!!
はあ…はあ…
よし、カメラを避難させたぜ。
そしたらアンカーを動かしに行くとするか~
◆
(再び潜降する)
はー、ロープ沿いに潜降しとるとはいえ、暗くなってくるとやっぱりドキドキするな…
よし、落ち着いて深呼吸だ。
吸って、吐いて、吸って、吐いて…
大丈夫よ!頑張ってる私えらいよ!
自己暗示オッケー。この調子で進もう。
うわ、やっぱ6mから真っ暗やな。ドキドキ。
お!アンカー発見!岩場にはまっとるね。
よし、これを持ち上げるぞ。
うう…これまたアンカーが重い…いや軽かったら意味ないっちゃけどさ…
しかも今日はドライスーツがレンタル(自分のは修理中)やけん勝手が違ってやりづらいっちゃんね…
いやしかしそんな泣き言を言っとってもしょうがない。
よし、このアンカーを砂地へ動かす。
方角確認。90度方向。発進!
うんせ!ほいせ!
周り見えんし水深分からんけんめっちゃ怖い!ひえ~!
時々着底しながら行こう。
よし、多分もうちょっとや!
うんせ!ほいせ!
おっ!砂地に着いた!やった!
ん?ここ本当に砂地かな?
(手で砂をすくい上げて確認する)
よかった砂地だ。
(アンカーを砂にねじこむ)
よし、これでOK。
すぐにアンカーを上げて港へ帰ろう。
(浮上する)
うおー!水面明るい!嬉しい!
プハー!
いや~、お疲れお疲れ!
よく頑張った私!
カササギちゃん、カメラちゃん、ただいま!!
よし、船に上がったら器材をおろしてウエイトも外して、
結べなかった予備ロープを回収して、
アンカー外そうかな…ん?
◆
いつも岩場にたたずんどる鵜が、今日は水に浮かんどる…
おっ潜った。
こんな視界で魚とれるとかいな??
(あがってきた鵜の口元がきらりと光る)
うわ!魚とっとるやん!すご!
あ、あっちの鵜も!
私なんて魚1匹見ることすら叶わなかったのに…
鵜ってすごいな~どうやって魚の位置把握してるんかな~
感心したから鵜の勇姿を写真に撮っとくか…
あれっなんかめっちゃ画質粗いんやけど…
iPhoneのカメラって優秀なんじゃなかったっけ?12miniじゃダメなん??
水中だけじゃなくて陸の写真もろくに撮れないなんて…辛い…
さて、出航する前にアンカー上げよか~
はっ!ほっ!ふんっ!はっ!…
はあ…はあ…
アンカー重いけん上げるのもけっこう骨が折れるんよね…
筋肉が喜んでるかな…
よしっ、それでは今度こそ港に戻るぞ~!
◆
(港へ到着)
よっしゃ今日は風が無いからパーフェクトな接岸だった!
いつもはアピールしたらみんな褒めてくれるのに今日は褒めてくれる人がおらんな…ちぇっ
器材を船から港におろして、船を係留して、車に荷物積み込んで、ショップに戻って、
終了!
生物は見れなかったけど、今日の水中はうねってて視界が真っ暗ということは分かった。水温も!
お疲れ様でした!
オレはやったぜオレはやったぜ!!
◆
というわけで今日は生物ウミシダと鵜しか見てないのでログマップはありません。
今月は果たして再び潜れるのか!?
次回のブログをお楽しみに(^^)
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