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糸島撮影取材!&裏テーマ「ネンブツダイの産卵」

7月25日(月)曇り
最高気温 30℃
水温 27℃
透視度 8~10m

ポイント カームタイム、カームタイム、カームタイム!

こんにちは、さおです。
今日明日の二日間は水中写真家の古見きゅうさんによる撮影取材。
糸島の海を素敵に切り取っていただくべく、ガイド頑張ります!
今回撮影された動画は古見きゅうさんの公式youtubeチャンネル「9CHANnel」で公開されますのでお楽しみに!チャンネル登録もお願いします(^^)

さて、何度も福岡にお越し頂いているきゅうさんですが、実は夏の時期の糸島に潜るのは初めて。
アジゴの群れやカマスの群れに、生まれたばかりのアミメハギやスズメダイ、イサキの幼魚も群れてて水中はにぎやか!

それからつい先日発表したばかりの「ギンポス」の面々(コケギンポ、イソギンポ、ニジギンポ)やヒメタツ達にも取材協力してもらい、なかなか良い素材がたくさん集まったようです(^^)♪

↓ニジー(ニジギンポ)を撮影しているきゅうさん。きゅうさんのアプローチは生物に優しくて、ほんとに勉強になります!

そして今回、もう一つ裏テーマが。
それは、「ネンブツダイの産卵シーンを見たい!」
糸島には今、口内保育中のネンブツダイがいっぱい。
卵をくわえているところや、卵を出し入れしているシーンは見たことあるけど、産卵=卵の受け渡しシーンは見たことない!

というわけで、自分も見たことない産卵シーンをきゅうさんにリクエスト(笑)
はじめは「ネンブツダイは時間読めないから難しいんだよ」なんて乗り気でなかったきゅうさんですが、一本目のダイビングでおなかパンッパンの個体を発見し、一気にやる気モードに!
写真上がオス、下がメスです。メスの尾びれの模様が特徴的だったので「ドットツー」と名付けました^^(きゅうさん命名)

ドットツーは間違いなく今日産卵する!というきゅうさんの読みの元、このペアに今日の狙いを絞りました。
ネンブツダイは魚界では珍しくオス優位というか、メスがアピールするんですね。このドットツーも朝からずっと体をふるわせながらオスに寄り添って、必死にアピールを続けていました。

オスの方はずっとのらりくらりとアピールをかわしているようですが、来るべき卵の受け渡しにそなえて、あくびをしながらあごのストレッチ。

こんな行動を一日中繰り返しながら、産卵の準備をすすめます。
ネンブツダイの産卵は日没後とされているようで、夕方になるにつれてドットツーのアピールもだんだん激しくなってきます。

そして日没後。ドットツーは懸命にアピールを続けています。だんだん産気づいてきた模様!

朝からずっとドットツーがアピールしてるのになかなか煮え切らないオスにちょっとイライラしつつ(笑)、でもこれから妊娠するんだから(口内で)気持ちの準備も必要だよね…と自分に言い聞かせ、その様子を見守ります。

と、そこへ先ほどから周囲をうろついていた別のメスがドットツーとパートナーの間に乱入!
一瞬わちゃわちゃっとしたかと思うと、気が付けばオスはどこかへ消えてしまいました。
残ったのはドットツーと、乱入してきたメスの2匹だけ。

えー、そんな結末あり??と思ってしばらく待ったけどオスは戻ってこない…
何ともいえないもやもやした気持ちを胸に、あきらめて私たちも退散したのでした。

結論:生態シーンは甘くない。明日もがんばるぞ!


本日のログ


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